溶接画像です。
最初お持込み頂いた時には、クラック(割れ)が入って形状が凹み崩れている状態でした。
元の形状へと復元させる溶接内容です。

このように薄い形状や小さな部品には
レーザー溶接時、歪みや割れを引き起こさないよう溶接条件等に細心の注意を払います。
レーザー溶接は熱の加わり方がピンポイントで、
照射(約6000℃)と冷却を1秒間に数回交互に行っている為、
過度な熱の加わりによる焼き入や反り、割れを抑える事ができます。(溶接機による調節は必須)
*但し、全てが反り、割れなく溶接できる訳ではないので、
極端に薄い形状で心配な部品等は、溶接可能か弊社へ確認のご一報頂けると安心です。
画像では内部でクラック(割れ)を止める溶接がしっかりされた後、
元の形状が出るよう溶接をしています。
レーザー溶接では周りの形状を崩すことなく細部への溶接が可能であり、
溶接者の技術をもって、元の形状へ限りなく近づけることができました。
後の加工がとても早く楽になります。