レーザー溶接は、エネルギー(光)を微小な空間に集中させ非接触で高速・高精度に加工する方法です。高エネルギー密度で急速過熱と急速冷却の溶融凝固形態を取るため、高融点材料あるいは融点や、熱伝導率の異なる異種金属材の溶接も他の溶接より安易に行えます。
レーザー溶接・肉盛の特徴
- 熱による影響(変形、歪み、酸化)がほとんど発生しません。
- 顕微鏡を見ながら拡大された状態を見て溶接するので正確です。
- 密着力が強く剥離しません。
- 超精密加工が可能で、後加工を大幅に短縮できます。
- 細くて深いところにも溶接が可能で、必要な箇所だけに溶接ができます。
- 異種金属の溶接が可能です。
適用分野
- プラスチック・プレス・ダイキャスト金型等あらゆる金型の肉盛補修。
- センサー・コネクタ等、微細部分の溶接。
- 異種材溶接や肉盛。
- 板・パイプ等の薄肉溶接。
- 歯科技工・医療機器等の医療分野。
- 指輪・時計・眼鏡等、宝飾・貴金属類の接合、肉盛、ブリッジ。
適応材質
■線材・溶接棒
STAVAX/ORVER/SVERKER/RIGOR/IMPAX/MAS1/NAK80/NAK55/SKH51/SKD61/SKD11/DC53/DC11
HPM50/HPM31/CENA1/ニッケル SUS/アルミ/ベリリューム銅/銅/チタン/真鍮/SUS316/SUS630
※その他多数の材質がレーザー溶接で使用できます。
加工難易度(熱処理・表面処理)
処理方法
難易度
備 考
焼入処理
◎
問題なく加工可能です。
窒化処理
NAK80
NAK55
DH2F
PX-5
S55C
NAK55
DH2F
PX-5
S55C
一般的に窒化熱処理したワークの場合難しい溶接とされていますが、当社では、パラメーターと加工設定で引けアンダーなくきれいにレーザー溶接できます。
メッキ処理
▲
レーザー溶接は可能ですが、めっきを剥がしてからのほうが処理しやすくなります。
シボ加工
○
母材によっては、若干色の変化があります。
鏡面
○
最終仕上げ2um〜3umの加工仕上げが必要です。
鋳物
▲
気孔(す)が発生している箇所、クラックなどレーザー溶接にて補修可能です。

















